テキストの辞書の形式
テキストの辞書は、人が書き、配り、やり取りするための辞書の形式です。Kanaemi はこの形式のまま読めます。ユーザーカスタム辞書(custom.tsv)もこの形式です。
- 文字コードは UTF-8(BOM は無視する)。行末は LF。CR LF も受け付ける。拡張子は
.tsv。 - 空行と、
#で始まる行は無視する。 - 1 行目が
#で始まるなら、その行の残りはファイルの説明。設定アプリ に出る。 - それ以外の行は、タブで区切った項目行。
読み<TAB>表記読み<TAB>表記<TAB>活用型読み<TAB>表記<TAB>活用型<TAB>コスト- 読みと表記は空にできない。活用型とコストは空でもよい。
- コストは 0 から 4294967295 までの整数。小さいほど前に並ぶ。
- フィールドの数がこれ以外の行は無効。
きしゃ 記者読みと表記は語幹(どの形でも変わらない部分)、活用型は UniDic の活用型の名前(五段-カ行・上一段-ア行・サ行変格・形容詞 など)。
か 書 五段-カ行たべ 食べ 下一段-バ行これだけで、「かく」「かいた」「かかない」などの読みから「書く」「書いた」「書かない」が出ます。語幹の後ろに付けられる読みは 4 かなまでです。知らない活用型の行は無効です。
送り仮名付きの語
Section titled “送り仮名付きの語”読みの * で送り仮名の始まりを示します。* の後ろは、送り仮名の最初のかな 1 文字か、そのかなの行の英字 1 文字です。
- かなを書いた行は、そのかなを持つ語です。表記はそのかなで終わります。送り仮名を示して変換するとき、送り仮名の最初のかなが同じなら使います。
- 行の英字を書いた行は、行だけを持つ語です。表記は語幹だけを書きます。送り仮名の最初のかながその行にあれば使います(
か*kは、かく・かき・か*け などに使う)。送り仮名の最初のかなが分からない語、たとえば SKK の辞書から移した語に使います。
か*く 書くか*k 書置き場所のある語
Section titled “置き場所のある語”表記に 置き場所 を書いた行です。変換のたびに、置き場所を関数で埋めます。読みに {} を含む行は数を含む語で、読みの {} は数の置き場所です(数を含む語)。
{}こ {}個{}こ {kanji}個{}がつ{}にち {kanji}月{kanji}日きょう {-:date %Y-%m-%d}活用型や送り仮名は付けられません。置き場所として無効 な行も無効です。
ユーザーカスタム辞書だけで使えます。読みの先頭の ! は、その(読み, 表記)をどの辞書の候補にも出さないことを表します。
!きしゃ 汽車| 書き方 | 意味 | 使えるところ |
|---|---|---|
\\ |
\ |
すべてのフィールド |
\t |
タブ | すべてのフィールド |
\n |
改行 | すべてのフィールド |
\# |
# |
読みの先頭 |
\! |
! |
読みの先頭 |
\* |
* |
読み |
\{ |
{` | 読みと表記 | | `\} |
} |
これ以外の \ を含む行は無効です。
Kanaemi が読むときの決まり
Section titled “Kanaemi が読むときの決まり”- 無効な行は飛ばします。設定アプリ で、読めない行とそのわけを見られます。
- 同じ(読み, 表記, 活用型)の行が複数あれば、後の行が使われます。
- コストを書かない行は、同じ読みの項目のうち後に書いたものほど前に並びます。
SKK の辞書から
Section titled “SKK の辞書から”SKK の辞書は、設定アプリ でこの形式に変換して取り込めます(ほかの IME の辞書を使う)。送りありの見出し(かk /書/)は行だけを持つ送り仮名付きの語(か*k 書)に、# を含む見出しは数を含む語になります。S 式の候補と、候補の ; から後ろ(注釈)は移しません。